Atsuko Aoyama
[東京 13日 ロイター] -
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 157.68/157.69 1.1733/1.1735 185.03/185.04
午前9時現在 157.66/157.69 1.1732/1.1738 185.02/185.03
NY午後5時 157.60/157.63 1.1738/1.1739 185.00/185.06
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤に比べてほぼ変わらずの157円後半で推移している。原油高やインフレ懸念、米金利の上昇を背景とするドル買い圧力は変わらないが、最初に為替介入が行われた4月末以降、複数回にわたって手掛かりなく相場が急落し、介入警戒が維持されているとの声がある。今後狭いレンジでの推移が続くとの見方も聞かれる。
ドルは朝方から小動きが続いた。仲値公示前後にドルが前日の高値を1銭ほど上回り、157.78円まで買われた後、いったん157円半ばまで軟化。その後は再び157円後半で売買が交錯した。きょうこれまでの値幅は20銭強となっている。
前日はベセント米財務長官の発言への過度な期待感が剥がれる形でドル買い/円売りが進んだところで156円後半まで約1円急落。大口のドル売りが引き金となった可能性が指摘されており、4月末と5月の連休中に行われた介入で市場が神経質になっているとの見方がある。一方、米消費者物価指数(CPI)が大幅な伸びを示したことで、米長期金利が上昇。原油価格も高止まりする中でドル買い圧力も根強い。
ふくおかフィナンシャルグループの佐々木融チーフストラテジストは、ドル160円超という特定の水準を意識したようにも捉えられる一連の介入は、いったんその水準を突破した場合に上昇が加速するとの期待から下値が堅くなり、相場が下がりづらくなると話す。上値も重く、狭いレンジ内での値動きがしばらく続くとの見方を示す。
佐々木氏は、相場が一見安定してみえることで、必要な利上げなどを先送りすれば「どんどん(相場が)いびつになっていく」と指摘。仮にイラン情勢が好転しても、原油調達が正常化するまでは数カ月以上かかることを踏まえれば原油価格は高止まりし、日本の貿易赤字は大幅拡大、インフレは高進する見込みで、マイナスの実質金利を背景に「円安圧力は相当強まる」とみている。