Shariq Khan Scott DiSavino
[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は12日、中東での原油生産減少量が5月に日量1080万バレルでピークに達するとの予測を示した。米国とイスラエルによるイラン攻撃に端を発した中東紛争の情勢悪化を受け、4月の日量約1050万バレルが生産減少のピークになるとの従来予想を見直した。
イランがホルムズ海峡を事実上封鎖したことで中東では原油貯蔵余力が減り、原油の減産を強いられている。
トランプ米大統領がイランとの停戦を巡り矛盾した発言を繰り返す中で、エネルギー分野のアナリストらは中東紛争の原油市場への影響の大きさと期間を見定められずにいる。
EIAは2026年の世界の石油在庫が日量260万バレル減ると予測。減少量見通しを従来予想の日量約30万バレルから大幅に引き上げた。
北海ブレント先物価格については5、6月に1バレル当たり平均106ドル前後で推移した後、中東の生産が回復し始めると見込む第4・四半期には平均89ドル前後まで下落するとの見通しを示した。
EIAはまた、米国でのガソリン平均小売価格が26年に1ガロン3.88ドルになると予測。従来予想から0.18ドル引き上げた。