[12日 ロイター] - 米小売大手ウォルマートは、グローバル技術チームと人工知能(AI)製品チームの統合を進めるため、本社従業員約1000人を削減または異動させる方針だ。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が12日、事情に詳しい関係者の話として報じた。

2月に就任したジョン・ファーナー最高経営責任者(CEO)が率いる新経営陣の下で、同社は競合するアマゾン・ドット・コムやコストコ、アルディに対抗するためにAI主導のデジタル改革を加速させている。

グローバルAI加速部門の責任者、ダニエル・ダンカー氏と、グローバル技術部門の責任者、スレシュ・クマール氏は、社内体制を見直し、業務の効率化を図るために一部チームの再編を決定した。

対象となる従業員は社内の空きポストに応募できる。関係者によると、その多くが南部アーカンソー州ベントンビルないし西部カリフォルニア州北部のオフィスへの転勤を要請されているという。

ウォルマートはアマゾンとの差を縮めるためにAIに多額の投資を行ってきた。アマゾンは、さまざまな買い物に関する質問に答える生成AI搭載のチャットボット「RUFUS(ルーファス)」で先行。ウォルマートは昨年7月に顧客体験を向上させ業務を効率化するために設計されたAI搭載サービス「スーパーエージェント」を導入した。

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