Stine Jacobsen Soren Jeppesen
[コペンハーゲン 12日 ロイター] - デンマーク自治領グリーンランドのニールセン自治政府首相は12日、グリーンランドにおける米軍のプレゼンス拡大が米政府との交渉の議題に含まれていると述べた。
トランプ米大統領はグリーンランド領有を目指す姿勢を変えていない。
ニールセン首相はコペンハーゲンで記者団に対し「米側は当初から、安全保障や監視の面でわれわれの取り組みが不十分だと指摘していた。グリーンランドにおける安全保障の強化と軍のプレゼンス拡大は協議の一部となっている」と説明した。
緊張緩和を図るため、グリーンランド、デンマーク、米国は今年に入りハイレベルの外交交渉を行うことで合意したが、協議の結果についてはまだ公表されていない。
英BBCは12日、交渉に関与する米当局者がグリーンランド南部に3カ所の新基地を開設する方針を示していると報道。情報筋の話として、米政府はこれらの施設を米国の主権領土に指定することを打診したと報じた。
ニールセン氏は「現在、米国との防衛協定があり、その枠組みの中でより多くの基地を設けることは既に可能だ」と述べた上で、既存の防衛枠組みが拡大の基盤の一つになり得るが、他の取り決めも模索できると続けた。