<日韓アーティストが全身全霊のパフォーマンスを競い合った圧巻の一夜>
K-カルチャーの祭典『KCON JAPAN 2026』が、5月8日から10日にかけて千葉・幕張メッセで開催された。K-POPを中心に展開するこの恒例イベントは、韓国のコスメやフード、ファッションなども体験できる貴重な機会とあって連日多くの人たちが来場。最終的に約12万人を集めたという。本コラムでは、新人から旬のアーティストまで多彩なラインナップが楽しめる同イベントのメインコンサート『M COUNTDOWN STAGE』の初日(8日)の模様を紹介したい。
本編に先立つPRESHOWで、まず登場したのはガールズグループのKeyveatzだ。彼女たちは4月下旬にデビューしたばかり。披露した「Key Beats」と「Catch My Breath」はどちらもデビュー曲で、ヒップホップ系のサウンドをバックにクールなフロウを響かせる。堂々としたステージングは短時間ながらも見応えがあり、今後の活躍が期待できそうな存在である。
2番手はチェ・ユリ(Choi Yu Ree)。2020年にデビューして以来、主にドラマのオリジナルサウンドトラックでキャリアを磨いてきた実力派だ。今回歌った「たぶん、僕たち」は穏やかなアコースティックポップ、「Forest」は気品のあるバラードと、ダンスポップが大半を占めるKCONではめずらしいタイプの楽曲だったが、こうしたサウンドもK-POPの魅力のひとつだと気付いた人も多かったのではないだろうか。
新世代グループの躍動に熱気高まる
華やかなパフォーマンスで幕を開けた本編では、日本発のボーイズグループ・DXTEENが颯爽と登場して、「CROWN」と「両片想い (Mutual Crush)」で場内をわかせた。特にTOMORROW X TOGETHERの人気曲をカバーした前者は、躍動感あふれる動きとフレッシュな歌唱が際立っていたように思う。
次は旬のガールズグループ・Hearts2Heartsのステージへ。最新ヒットナンバー「RUDE!」と、彼女たちが上昇気流に乗るきっかけを作った「FOCUS」をキュートに歌い上げた。2曲ともに最近の若手が好んでとりあげるハウスミュージックで勝負。2026年はこのジャンルが最も注目されるに違いない。
KISS OF LIFE、izna、H//PE Princessの選抜チームで披露した「ExtraL」(原曲:BLACKPINKのJENNIE)を挟み、ステージ中央に現れたのはEVNNEだ。韓国のオーディション番組で誕生したこのボーイズグループは、今年より新体制で再出発している。バスドラムの音が「前進あるのみ」との意気込みを伝える「Backtalk」、疾走感のあるレイヴ/ユーロビート風のダンスポップ「STAY」で客席を一気にヒートアップ。2026年の彼らの勢いはさらに加速しそうである。