サバイバル・オーディション参加者による全身全霊のパフォーマンス

日本の若手ダンサーたちとのダンスステージを披露したTWS。
『PRODUCE 101 JAPAN 新世界』に参加している練習生50人にINIの西洸人も加わった圧巻のパフォーマンス 「KCON JAPAN 2026」ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

そして初日の『M COUNTDOWN STAGE』のハイライトと言えるのが、サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN 新世界』に参加している練習生50人にINIの西洸人も加わった圧巻のパフォーマンスだった。同番組のシグナルソング「新世界(SHINSEKAI)」で全身全霊をかけて歌い踊る集団の中から、次の舞台に誰が立てるのか。そのような思いを抱きながら観ていると思わず胸が熱くなっていく。

続くALPHA DRIVE ONEもオーディション番組から生まれたボーイズグループである。『BOYS Ⅱ PLANET』(Mnet)で約2,600万の投票により選ばれただけあって、あまたのライバルとは違うオーラを放つ。それは、短い時間ながらもデビューヒット作「FORMULA」と、幻想的なピアノの調べをメインにした「Chains」でしっかりと確認できただろう。

6人組ボーイグループ・TWS(トゥアス)
6人組ボーイグループ・TWS 「KCON JAPAN 2026」ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

ライブは早くも後半戦に突入。TWSは親しみやすいビジュアルとサウンドで韓国の主要ヒットチャートをにぎわせてきたボーイズグループだが、セレクトした楽曲はいずれも従来のイメージをキープしながらも大人びた雰囲気を演出。ファンクやブギー、ハウスをミックスした「You, You」、エネルギッシュに迫るロックチューン「OVERDRIVE」を届けた今回のパフォーマンスは、彼らが次のフェーズへ進んだことを実感させた。

人気グループが「新たな魅力」を見せた鮮烈なステージ

新たな魅力を見せてくれたボーイズグループ・P1Harmony 「KCON JAPAN 2026」ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

ゴージャスなイントロに導かれるように現れたガールズグループ・KISS OF LIFEは、最新ヒット曲「Who is she」と日本デビューミニアルバムのリードトラック「Lucky」を熱唱。新世代のガールクラッシュとして活躍してきたメンバー4人は、ここにきてポップアイコン的なムードを前面に出してきたのが非常に興味深い。

独自の世界観をもつボーイズグループ・P1Harmonyも従来の方向性とは少し異なる面を見せてくれた。最新作からタイトル曲「UNIQUE」と「L.O.Y.L.」をピックアップ。そして「JUMP」で締めくくったが、アグレッシヴな曲調の合間にさりげなく挿入したドラムンベース「L.O.Y.L.」のドラマチックな展開は、グループの新たな魅力を引き出すことに成功していたと思う。

f(x)の「Electric Shock」をHearts2Heartsがカバーした後は、いよいよラスト。ヘッドライナーとなった日本のボーイズグループ・INIは、数々のオリジナルソングに加えてFTISLANDの「Love Love Love」、NCT 127の「Walk」といった今回のイベントにふさわしいカバーソングを披露した。

ヘッドライナーを務めた日本のボーイズグループ・INI
ヘッドライナーを務めた日本のボーイズグループ・INI 「KCON JAPAN 2026」ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

ダンスミュージックが主流である現在のK-POPは、長年育まれてきた“オリジナルの美学”がベースとなっているものが多い。INIは日本発ではあるものの、そのような美学を感じさせるグループのひとつであり、同時に他にはないオーラやグルーヴ感もあるがゆえに絶大的な人気を獲得できたのだと痛感させられた。

以上のように日韓の人気アーティストが参加する『M COUNTDOWN STAGE』は、K-POPファンには欠かせないイベントである。音楽以外にも韓国のカルチャーで少しでも気になるものがあれば、来年行われるであろう『KCON JAPAN 2027』にも足を運んでほしい。目と耳、さらに食欲も確実に満たしてくれるはずだ。

【写真】『KCON JAPAN 2026』ハイライト
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