Timothy Gardner
[11日 ロイター] - トランプ米政権は11日、原油市場の安定化に向けた国際的な合意の一環として、戦略石油備蓄(SPR)からエネルギー企業に5330万バレルの原油を貸し出すと発表した。
原油を借り入れたのは、エクソンモービル、トラフィグラ、マラソン・ペトロリアムなど9社。借り入れた量は、エネルギー省が先月、貸し出しを発表した9250万バレルの約58%にとどまる。
国際エネルギー機関(IEA)加盟国は3月、4億バレルのSPR放出で合意。米エネルギー省はSPRから1億7200万バレルを放出すると発表し、既に約8000万バレルを貸し出している。
燃料価格の高騰は、11月の中間選挙で議会多数派維持を目指す共和党にとって頭痛の種だ。全米自動車協会(AAA)のデータによると、ガソリン価格は11日時点で1ガロン当たり平均4.52ドルと、2022年以来の高値を付けた。
エネルギー省はSPRから企業に原油を貸し出し、企業は最大24%のプレミアムを上乗せして原油で返済する仕組みを採用している。同省はこの仕組みにより、米国の納税者に負担をかけることなく市場の安定化を図ることができるとしている。