Rie Ishiguro Takaya Yamaguchi

[東京 12日 ロイター] - 片山さつき財務相は12日、来日中のベセント米財務長官と財務省で会談した。その後に会見した片山氏は「為替などを含めた金融市場の動向について議論した」と説明し、「足元の為替動向について日米間で非常によく連携してきているということ、介入についてもはっきり書いてある昨年9月の日米共同声明に沿って引き続き連携していくことも強く確認した」と語った。

ベセント氏の来日は2025年10月以来。今回はトランプ米大統領の訪中を前に日本に立ち寄った。到着した11日に片山氏と会食し、12日に財務省内で対面で会談した。片山氏は「非常に長い時間じっくり議論ができたことは彼らがこれから訪中するということを考えると極めて有意義だったし、極めて特別なことだった」と述べた。ベセント氏との間で金融政策について議論があったかどうかは「日本銀行との話」としてコメントを控えた。

報道陣に公開された会談の冒頭、片山氏は前夜の会食に触れ「昨日話した通り、日米同盟は間違いなく最善の状況にあり、長期間続くことを望んでいる。日米経済は非常に順調だ」と語った。ベセント氏が前回来日した際に日経平均が5万円台を突破したことにも言及。「株価はきょうも上昇している」と話したのに対し、ベセント氏はダウ工業株30種も5万ドル台を付けたとし「われわれは非常に良い仲間だ」と応じた。

ベセント氏は午後に高市早苗首相とも会談する。関係者によると、日銀の植田和男総裁との会談も模索している。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。