Mathias de Rozario Amir Orusov

[11日 ロイター] - 調査会社ニュー・オートモーティブが公表した12日付のリポートによると、欧州経済地域(EEA)諸国とスイスが電気自動車(EV)エコシステムに約2000億ユーロ(2350億ドル)の投資を表明している。中国への依存度低減に向けた大規模な動きが浮き彫りとなった。

国際エネルギー機関(IEA)は今年、EV以外の用途も含めて2025年に世界で生産されたバッテリーのうち80%以上を中国製が占めたと発表している。

表明されている投資は、バッテリーのサプライチェーン(供給網)向けが1090億ユーロ、EV製造向けが600億ユーロ、公共の充電ネットワーク向けが230億─460億ユーロなど。公共充電ポイントはこれまでに100万カ所以上で設置されている。

ニュー・オートモーティブは「欧州では現在、国内で販売されているEVの約3台に1台のバッテリーを生産しており、発表された生産能力を完全に活用すれば将来の需要を満たすことができる」と分析。

さらに、ドイツはEEA投資の約4分の1を占め、欧州EV部門最大の拠点となっているとした上で、「同国は国内生産とより広範な欧州のバリューチェーンを支えているほか、主要OEM企業(完成車メーカー)が大手の国際バッテリーメーカーと共に大規模な移行を進めている」と述べた。

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