Steven Scheer

[テルアビブ 11日 ロイター] - イスラエルのミサイル防衛システム「アイアンドーム」を製造する国有防衛大手ラファエル・アドバンスト・ディフェンス・システムズのユバル・シュタイニッツ会長は11日、同システムについて、イスラム組織ハマスやレバノンの親イラン武装組織ヒズボラが発射したミサイルに対して99%近い有効性を示しており、イランからのミサイルの大部分も撃墜していると述べた。

同氏は、2023年10月のハマスによるイスラエル襲撃以降、ハマスとヒズボラが合わせて約4万発のロケット弾をイスラエルに向けて発射したとし、「アイアンドームはそのほとんどを迎撃した。成功率は100%ではないものの、約98%、あるいは99%で、ほぼ完璧だ」と述べた。

イランについては24年以降の2度にわたる戦闘でイスラエルに対し約1500発の弾道ミサイルを発射したとし、迎撃を免れたのは「わずか数十発」だったと語った。

また、迎撃ミサイルが不足していることはないと指摘した。

シュタイニッツ氏は10年余り前、ネタニヤフ首相率いる政権で情報・戦略担当相を務め、イランの核開発計画を抑制するために2015年に米国などがイランと結んだ包括的共同行動計画(JCPOA)でイスラエル側の主要交渉担当者だった。

シュタイニッツ氏はJCPOAに反対していた。

同氏は、米国とイラン間のいかなる合意においても、ウラン濃縮停止期間を最低20年以上とし、イランが「化学・生物兵器といった他の大量破壊兵器を開発しない」と約束する内容を含めるべきだと述べた。

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