[11日 ロイター] - インド外務省は11日、モディ首相が15─20日にアラブ首長国連邦(UAE)と欧州諸国の計5カ国を歴訪すると発表した。中東危機が原油価格を押し上げ、インドの外貨準備を圧迫する中での外遊となる。
同省の声明によると、モディ氏は15日にUAEを訪問した後、オランダ、スウェーデン、ノルウェー、イタリアを歴訪する。
モディ氏はUAEではムハンマド大統領と会談し、エネルギー協力をはじめとする二国間問題や「相互に関心のある地域・国際問題」について意見を交わす予定。
欧州訪問では今年初めに合意したインド・EU貿易協定を踏まえ、これらの国々との貿易・投資関係の深化を目指す。
モディ氏は10日、世界的なエネルギー価格高騰で外貨準備が圧迫されていることを受け、燃料節約や在宅勤務の実施、海外渡航や輸入の制限など一連の対応策を講じるよう呼びかけた。
これを受け、11日のインド株式市場は下落し、通貨ルピーは1カ月余りぶりの大幅安となり、過去最安値を更新した。
原油価格の高騰は、エネルギー純輸入国であるインドにとって大きなリスクで、経常収支の赤字拡大や成長鈍化、インフレ加速を招く恐れがある。