[11日 ロイター] - 生成人工知能(AI)「チャットGPT」を手掛ける米オープンAIの元最高科学責任者イリヤ・サツキバー氏は11日、サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が「常習的に嘘をつくパターン」を示してきたことを裏付ける証拠を、オープンAI取締役会のために約1年かけて収集したと述べた。

オープンAIの営利化を巡り、米実業家イーロン・マスク氏が同社やアルトマン氏らを訴えた裁判で証言した。

サツキバー氏は、2023年11月の取締役会での投票でアルトマン氏解任に賛成票を投じる少なくとも1年前から、同氏の解任に向けた行動を検討していたことを認めた。

サツキバー氏は、オープンAI取締役会の要請を受けてアルトマン氏の不誠実さに関する証拠をまとめた文書を準備していたと述べ、アルトマン氏の行動には「経営幹部を弱体化させ、互いに対立させること」が含まれていたと認めた。さらに、アルトマン氏の解任について、当時のミラ・ムラティ最高技術責任者(CTO)と「長期間にわたり」議論してきたと語った。

その上で、安全な汎用人工知能(AGI)の創出を含め、アルトマン氏の行動は「いかなる大きな目標にも資するものではない」と主張した。

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