(議会の修正により2段落目の賛成と反対の票決数を訂正します)

Karen Lema Mikhail Flores

[マニラ 11日 ロイター] - フィリピン議会下院は11日、サラ・ドゥテルテ副大統領の弾劾訴追案を賛成多数で可決した。これにより上院で弾劾裁判が開かれることになる。サラ氏は28年の大統領選で最有力候補とみられていたが、弾劾によって出馬が阻まれる可能性がある。

下院の票決は賛成257、反対25、棄権9。弾劾に必要な3分の1を上回る賛成で可決した。

上院は議員を陪審員として弾劾裁判所を設置しなければならない。有罪となれば、サラ氏は罷免され、公職への就任が禁じられる。ただ上院は11日、議長を解任し、ドゥテルテ家の忠実な支持者であるアラン・ピーター・カエタノ氏を後任とする動議を可決。カエタノ氏が弾劾裁判の裁判長を務めることになり、サラ氏には一定の追い風と言える。

サラ氏に対しては、公金の不正使用、出所不明の蓄財、マルコス大統領夫妻と大統領の従兄弟である前下院議長への殺害予告を巡って市民団体が弾劾を申し立てた。昨年、下院は弾劾訴追を可決したが、手続き上の欠陥を理由に最高裁が無効とした。先月、下院法務委員会が弾劾の正当な理由があると認定したため、下院で再び採決が行われることになった。

サラ氏の弁護団は「弾劾法廷となる上院で副大統領を防御する万全の準備が整っている。立証責任を果たすのは訴追側の義務だ」と述べた。

議会の外では、数十人が集まり、「今すぐサラを弾劾せよ」とシュプレヒコールを上げ、横断幕を掲げた。

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