Anna Pruchnicka Lucy Papachristou Ronald Popeski Oleksandr Kozhukhar
[11日 ロイター] - ロシアとウクライナは11日、米国が仲介した停戦にもかかわらず、前線に沿って戦闘が続いていると報告し、無人機(ドローン)や砲撃を行ったと相互に非難した。
ウクライナとロシアは9日、米国が主導する和平への取り組みの一環として、9日から11日までの停戦で合意した。トランプ氏は停戦の延長に期待を示していたが、10日には双方が相手側の違反を非難するなど、すでにほころびの兆しが見えていた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、ロシア側は大規模な空爆やミサイル攻撃を控えたものの、前線の一部でロシア軍が攻撃を続けたと指摘。11日に行った恒例の夜のビデオ演説で、「ウクライナは残念ながら新たな攻撃に備えている」とし、ロシアには戦争を終結させる意思がないと非難。和平を実現しなければならないと改めて強調し、ウクライナは和平実現に取り組んでいると語った。
ロシア国営通信は11日、国防省が停戦開始以降にウクライナ側の停戦違反を2万3802件記録したと報じた。ロシア軍はウクライナのロケットランチャーや砲撃陣地、ドローン発射拠点への攻撃に対し同様に応戦したという。
ロシア南部ベルゴロド州へのウクライナの攻撃で1人が死亡、3人が負傷した。国営タス通信が11日、同州知事の発言を引用して報じた。
ウクライナ軍参謀本部は、過去24時間に前線で180件の戦闘が発生し、ロシア軍が10日、集落や軍事拠点への攻撃に自爆型無人機8037機を投入したと発表した。
南東部ザポロジエ州で1人が死亡、2人が負傷したと同州知事が明らかにした。南部ヘルソン州では2人が死亡、2人が負傷したと同州知事が述べた。
各州知事によると、隣接する南部ミコライウ州で3人、北部ハリコフ州で5人、東部ドネツク州で4人が負傷した。