[チューリヒ 11日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのコッハー・オーストリア中銀総裁は、インフレ見通しが大幅に改善しない場合、ECBは近いうちに金利を調整する必要があるとの見解を示した。スイス紙「ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング」が11日に伝えた。
同紙によると、コッハー氏は、イラン紛争によりエネルギー価格が押し上げられているとはいえ、6月11日の政策決定会合の数週間前からECBの次の動きを予測するのはあまり意味がないと指摘。ただ、ECBが6月に利上げを行うという市場予想に同意するかとの問いに「状況が大幅に改善しなければ近い将来の金利変動を避けることはできないだろう」と答えた。
また、「経済や労働市場が引き続き底堅いとはいえ、(欧州が)スタグフレーションに陥るリスクは排除できない」とした上で、「紛争がどれほど長く続くかが決定的な要因となりそうだ」と述べた。