Mayu Sakoda
[東京 11日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比295円77銭安の6万2417円88銭で取引を終えた。序盤は前週末の米ハイテク株高を好感する形でAI(人工知能)・半導体株に買いが広がり、取引時間中の史上最高値を更新したが、その後は利益確定売りとイラン情勢の不透明感を嫌気する形で失速した。東証株価指数(TOPIX)は反発した。
489円高で寄り付いた日経平均は取引時間中の史上最高値を更新した後も上げ幅を拡大し、671円高の6万3385円04銭でこの日の高値を付けた。半導体株などがけん引したが、その後は利益確定の売りで失速。戦闘終結を巡るイランからの回答に対し、トランプ米大統領が「全く受け入れられない」と表明したことが日本時間早朝に伝わっていたことも重しとなった。一時プラス圏に浮上したものの買いは続かず、後場終盤に333円安の6万2380円62銭の安値を付けた。
T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフストラテジストは「日経平均は急ピッチで上昇してきただけに、今回の中東情勢を巡る悪材料は売りのきっかけとなってしまう」と話す。決算が本格化する中、当面は企業業績を期待した買いと中東情勢を警戒した売りが拮抗しやすいという。
TOPIXは反発し0.3%高の3840.93ポイントで取引を終えた。日経平均を東証株価指数(TOPIX)で割って算出するNT倍率は5日ぶりに反落し、16.25倍となった。NT倍率は前営業日に過去最高を更新していた。
東証プライム市場指数は前営業日比0.31%高の1980.58ポイントだった。プライム市場の売買代金は10兆4354億3100万円だった。
東証33業種では、値上がりが食料品、その他金融、銀行、鉱業、保険、建設など20業種、値下がりがその他製品、情報・通信、鉄鋼など14種だった。
主力株では、ソフトバンクグループが6%超安、アドバンテストが3%超安となり、2銘柄で日経平均を570円程度押し下げた。東京エレクトロンは小幅安。週末に決算を発表した任天堂は8%超下落した。
半面、ソニーグループ、味の素は8─9%超高、フジクラは3%超高。週末引け後に決算を発表したコナミグループは10%超高となった。
きょう決算を発表した日本郵船はマイナス圏に転落し1%超安。東京応化工業はストップ高買い気配で取引を終了した。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.73%高の842.66ポイントと、4日続伸した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが870銘柄(55%)、値下がりは650銘柄(41%)、変わらずは53銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 62417.88 -295.77 63203.44 62,380.62─
63,385.04
TOPIX 3840.93 +11.45 3840.30 3,827.87─3
,867.43
プライム市場指数 1980.58 +6.20 1978.01 1,973.83─1
,993.99
スタンダード市場指数 1695.91 -0.53 1701.05 1,695.42─1
,706.79
グロース市場指数 1079.04 +16.17 1070.69 1,069.70─1
,090.96
グロース250指数 842.66 +14.31 834.91 834.13─852
.92
東証出来高(万株) 290473 東証売買代金(億 104354.3
円) 1