Kentaro Sugiyama
[東京 11日 ロイター] -
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 157.12/157.16 1.1749/1.1751 184.63/184.64
午前9時現在 156.86/156.87 1.1765/1.1769 184.59/184.60
NY午後5時 156.65/156.69 1.1784/1.1788 184.63/184.69
午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場終盤に比べてドル高/円安の157円前半となっている。トランプ米大統領が米国の提案に対するイランの回答を批判し、朝方は「有事のドル買い」が強まったが、そこから追加材料はなく、午後は157円前半で小動きとなった。市場では、来日するベセント財務長官の発言に関心が向かっている。
イランは戦闘終結に向けた米国の覚書に対する回答を仲介国のパキスタンを通じて米国に伝えたが、トランプ米大統領はイランの回答は「全く受け入れ難い」と自身の交流サイト(SNS)に投稿した。
これを受け、午前はドル買いが優勢となり、ドル/円は156円半ばから157円前半に水準を切り上げた。ただ、全般的に新規材料に欠き、午後は上下10銭程度の狭いレンジで小動きが続いた。
市場では、ベセント米財務長官の発言に注目が集まっている。同氏は11日から3日間の日程で来日し、12日に高市早苗首相、片山さつき財務相と会談する予定。
ベセント氏は、今年1月に片山財務相と会談した際、為替相場の過度な変動は本質的に望ましくないと指摘し、金融政策の健全な策定と伝達の必要性を強調していた。
ソニーフィナンシャルグループの石川久美子シニアアナリストは、訪日中のベセント氏の発言が相場の波乱要因になる可能性があると指摘。「滞在中にドル高/円安が進行した場合、為替介入への思惑が広がりやすい」と述べた。
ベセント氏の訪日時の円買い期待感で上値が抑えられている一方、期待通り踏み込んだ発言がみられなければ「もう一段円安が進む可能性もある」(みずほ銀行国際為替部為替スポットチームの田中潤平次長)との見方も出ている。