Kanishka Ajmera

[11日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ予想を、2026年12月と27年3月に修正した。エネルギー価格高でインフレが高止まりするとの見方から、従来の9月と12月から後ずれさせた。

8日付のノートで「エネルギーコストの転嫁により、コアPCE(個人消費支出)価格指数の前年比上昇率は年間を通じて2%よりも3%に近い水準にとどまる可能性が高い。米連邦公開市場委員会(FOMC)が今年利下げするには、原油高の緩和後の月次インフレ指標が低下と、労働市場の一段の軟化の組み合わせが必要になる可能性が高い」と指摘。今年、労働市場が十分に軟化しなければ、2回の利下げは27年になるとし、その頃にはコアインフレ率が2%の目標に戻ると予想した。

BofAグローバル・リサーチも米利下げ時期の見通しを後ずれさせ、現在は年内金利据え置きと、27年7月と9月に2回の各25ベーシスポイント(bp)利下げを予想。8日付リポートで「(次期FRB議長の)ウォーシュ氏は利下げを推進するだろうが、現時点でデータフローが利下げを阻んでいる」としつつ、「しかし、来夏までにはインフレ率が目標値にかなり近づいているため、利下げが視野に入ってくるはずだ」と述べた。

FRBは4月の会合で、1992年以来の僅差で金利据え置きを決定した。CMEのフェドウオッチでは、FRBが年末まで金利を現行水準に据え置くと予想されている。

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