[ロンドン 11日 ロイター] - 監査法人KPMGと人材紹介・派遣業界団体「採用と雇用連盟(REC)」が11日発表した4月の英雇用情勢報告によると、イラン戦争を背景とするコスト圧力の高まりを受けて担当者が採用に慎重になったことから、英国の雇用市場は4月に勢いを失った。

正規従業員採用は、米・イスラエルとイラン戦争開始前の1月以来最速のペースで減少した。

雇用主は3月、雇用低迷は緩和の兆しを見せていると指摘していたが、KPMGのグループ最高経営責任者(CEO)、ジョン・ホルト氏は、「雇用市場で見られたわずかな回復の兆しは、イラン紛争に伴う不確実性から4月に阻害された可能性がある」と述べた。

報告によると、4月の正規従業員採用指数は47.5と3月の49.2から低下、派遣・短期雇用指数はイラン戦争による不確実性から企業が短期雇用を選択したため48.4から50.4に上昇した。

求人件数は30カ月連続で減少したが、11カ月ぶりの緩やかなペースとなった。

調査は4月9─24日に、人材紹介会社約400社から得られた回答に基づいている。

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