[ベルリン 10日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領が、ウクライナとの和平合意に向けた欧州連合(EU)との協議の調整役としてドイツのシュレーダー元首相が望ましいと語ったことについて、ドイツ政府は10日、懐疑的な見方を示した。

コスタ欧州理事会議長は最近、ロシアとの交渉は可能であり、欧州の安全保障体制の将来について協議する余地があるとの見解を示していた。プーチン氏は、協議が実現する場合、仲介役にはシュレーダー氏が望ましいと述べた。

ドイツ政府高官は、匿名を条件にロイターの取材に応じ、ロシアが条件を一切変更していないことを理由に、この提案には信頼性がないとの見方を示した。ロシアの本気度を測る最初の試金石は、3日間の停戦を延長する意思があるかどうかだと続けた。

プーチン氏はこれまでにも西側同盟の分断を狙った提案を繰り返してきたとも指摘した。

シュレーダー氏は2005年の退任後ほどなく、ドイツとロシアを結ぶガスパイプラインの合弁事業体の会長に就任。プーチン氏との親密な関係を巡りドイツ国内で厳しい批判にさらされている。

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