Gergely Szakacs
[ブダペスト 9日 ロイター] - 中道右派のペーテル・マジャル氏が9日、ハンガリーの首相に就任した。オルバン前首相の下で長年にわたり経済が停滞し、主要同盟国との関係も悪化する中、変革を掲げて政権の座に就いた。
4月12日に実施されたハンガリーの議会(一院制、定数199)総選挙では、マジャル氏が率いる親欧州連合(EU)の新興政党「ティサ(尊重と自由)」が、16年にわたり政権を担ってきたオルバン氏に大勝した。
マジャル氏は「国民は、数十年にわたる停滞に終止符を打つ使命をわれわれに託した」と強調。「ハンガリーの歴史に新たな章を開く使命を与えてくれた。政権を変えるだけでなく、体制そのものを変えるためだ。もう一度やり直すためだ」と訴えた。
ハンガリー経済は、中東紛争に伴うエネルギーコストの高騰という逆風に直面。マジャル氏にとって、経済再生と逼迫する財政の立て直しに必要なEU資金の凍結解除に向けた交渉が当面の急務となる。