[10日 ロイター] - インドのモディ首相は10日、世界的なエネルギー価格高騰で同国の外貨準備が圧迫されていることを受け、燃料節約や在宅勤務の実施、海外渡航や輸入の制限など一連の対応策を講じるよう呼びかけた。

モディ氏は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)時に広く普及した在宅勤務やオンライン会議への回帰を優先すべきだとし、燃料消費の削減につながると指摘した。

燃料節約のため可能な限り地下鉄などの公共交通機関を利用したり、相乗りをしたりするよう国民に求めた。

「現在の状況下では、外貨の節約に大きな重点を置かなければならない」と述べた。

世界第3位の原油輸入・消費国であるインドは4月下旬、ディーゼル燃料とガソリンの小売価格を引き上げる計画はないと表明しており、世界的な価格高騰にもかかわらず値上げに踏み切っていない国の一つとなっている。

モディ氏は、結婚式の際に多額を費やす金の購入を控えることも国民に要請した。このほか、少なくとも1年間は不要不急の海外渡航を控えるよう呼びかけた。

また農家に対し、肥料の使用量を最大で半減させるよう求めた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。