Mayu Sakoda

[東京 8日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落し、前営業日比120円19銭安の6万2713円65銭で取引を終えた。前日に3000円超高となった反動で利益確定売りが優勢となったほか、週末を控えポジション調整の売りも重しとなった。一方、売り一巡後は下げ幅を縮小し、市場では先高観を指摘する声も聞かれた。トヨタ自動車は決算発表後にマイナス圏へ沈んだ。

日経平均は179円安で寄り付いた後、前場終盤に695円安の6万2137円95銭まで下落した。後場は一時、109円安の6万2724円36銭まで下げ幅を縮小し、プラス圏に迫る場面もみられた。時間外取引での米株先物の底堅い動きが支えとなったほか、好決算を先取りした買いも広がった。

SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は、AI(人工知能)・半導体関連の一角は利益確定売りに押されながらも底堅さをみせていると指摘する。「AIブームが終わる気配がみえない。高値警戒感はあるものの、今の段階で売るほど高まってはいないようだ」との見方を示した。

主力株では、ファナック、リクルートホールディングスが4─5%超高、東京エレクトロン、アドバンテストが0.50─1%超高、キオクシアホールディングスが2%超高となった。

半面、ソフトバンクグループ、イビデンは4─5%超安、ファーストリテイリングは1%安となった。

後場の取引時間中に決算を発表したトヨタ自動車は2%超安の2913円と年初来安値を更新して取引を終えた。2027年3月期の連結純利益予想(国際会計基準)が前年比22%減の3兆円と、IBESがまとめたアナリスト22人の予想平均値3兆9760億円を下回り、嫌気する売りが先行した。

そのほか、同じく決算を発表したソニーグループは小幅安、IHIは小幅高、JFEホールディングスは1%超高となった。

TOPIXは0.29%安の3829.48ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.29%安の1974.38ポイントだった。プライム市場の売買代金は10兆9631億8600万円だった。

東証33業種では、値下がりが銀行、海運、証券、保険、石油・石炭製品など23業種、値上がりは金属製品、サービスなど10業種だった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が4.71%高の828.35ポイントと、大幅に3日続伸した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが712銘柄(45%)、値下がりは819銘柄(52%)、変わらずは43銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き 安値/高値

日経平均 62713.65 -120.19 62654.01 62,137.95

─62,724.36

TOPIX 3829.48 -11.01 3828.19 3,801.35─

3,831.29

プライム市場指数 1974.38 -5.68 1973.65 1,959.99─

1,975.28

スタンダード市場指数 1696.44 -2.44 1693.97 1,685.22─

1,697.92

グロース市場指数 1062.87 +42.76 1023.06 1,022.99─

1,063.34

グロース250指数 828.35 +37.23 793.78 793.78─82

8.75

東証出来高(万株) 303685 東証売買代金(億 109631.8

円) 6

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