Miranda Murray

[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が8日発表した3月の輸出は予想外に増加した。一方、鉱工業生産は増加が見込まれていたにもかかわらず減少した。

輸出は前月比0.5%増。他の欧州連合(EU)加盟国への輸出が好調だった。アナリストは1.7%減を予想していた。

輸入は5.1%増と、予想(0.8%増)を大きく上回った。中国からの輸入が4.9%増となった。

この結果、貿易黒字は前月の196億ユーロから143億ユーロ(168億ドル)へと縮小した。

鉱工業生産は前月比0.7%減となり、予想(0.5%増)に反してマイナスに。統計庁によると、エネルギー生産および機械・設備製造業の落ち込みが響いた。

VP銀行のエコノミスト、トーマス・ギッツェル氏は前日に発表された鉱工業受注が予想を上回ったことに触れ、生産の0.7%減は許容範囲内だと指摘。「こうした堅調な受注は、今後数カ月の生産、ひいては輸出を押し上げると予想される」と述べた。ただ、ドイツ産業の先行きはイラン戦争がいつまで続くかにかかっているとも警告した。

また、3月の米国向け輸出が前月比7.9%減少したことも貿易の足かせとなっていると付け加えた。

コメルツ銀行のアナリスト、ヨルグ・クレーマー氏は、ホルムズ海峡封鎖に起因するエネルギー価格高騰と供給ボトルネックにより、センチメント指標は第2・四半期の鉱工業生産縮小を示唆していると述べた。

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