Deena Beasley
[ロサンゼルス 7日 ロイター] - 米製薬大手ギリアド・サイエンシズが7日発表した2026年第1・四半期決算は、調整後1株利益が2.03ドルとなり、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の0.12ドルを大幅に上回った。売上高は前年同期比4%増の69億6000万ドルで、市場予想の69億1000万ドルを超えた。
26年通期売上高見通しについては4億ドル引き上げ、300億─304億ドルとした。一方で、通期調整後1株損益は、従来予想の8.45─8.85ドルの黒字から1.05─0.65ドルの赤字へ下方修正した。これは最近買収した細胞治療を手がけるアーセルクス、自己免疫疾患治療薬開発のオウロ・メディシンズ、がん治療薬開発のチュブリスに関連する費用や資金調達コストが要因だ。
アンドルー・ディキンスン最高財務責任者(CFO)は、これらの買収に伴う第2・四半期に計上する115億ドルの費用を除けば、利益見通しに変更はないと述べた。
製品別では、昨年米国で発売したHIV予防薬「イェズトゴ」の通期売上高見通しを従来の8億ドルから10億ドルに引き上げた。同薬の第1・四半期の売上高は1億6600万ドルとなり、市場予想(1億4300万ドル)を上回った。
ダニエル・オデイ最高経営責任者(CEO)は、米国での価格が2万8000ドルを超える「イェズトゥゴ」の販売は順調に進んでおり、各クリニックが同薬の使用手順導入を進めていると述べた。
同じくHIV感染予防にも用いられる経口薬「デシコビ」の売上高は前年同期比38%増の8億0700万ドルとなった。主力のHIV治療薬「ビクタルビ」の売上高は同7%増の33億6000万ドルで、市場予想(33億2000万ドル)を小幅に上回った。