Jasper Ward Humeyra Pamuk
[ワシントン 7日 ロイター] - 米国務省は、米国内にある50カ所以上のメキシコ領事館に対する審査を開始した。同省当局者が7日明らかにした。審査の結果次第では一部が閉鎖される可能性があるという。
ディラン・ジョンソン国務次官補(グローバル広報担当)は「国務省は大統領の『アメリカ・ファースト』外交政策方針に沿い、米国の利益を推進するため、米国の対外関係のあらゆる側面を常に見直している」と述べた。
ロイターはメキシコ外務省にコメントを求めたが現時点で応答はない。
ピュー・リサーチ・センターが米国勢調査を分析したところによると、メキシコ系移民は米国で最大の移民集団で、2021年時点で少なくとも3700万人が米国に暮らしている。メキシコは米国内に広範な領事ネットワークを展開、法律面などさまざまなサービスを提供している。
外交関係の悪化を背景に領事館が閉鎖される例はこれまでにもあった。20年には米国務省がスパイ活動を理由に中国政府を非難し、テキサス州ヒューストンの中国領事館の閉鎖を命じた。
米国による反移民作戦を巡って、メキシコのシェインバウム大統領は米国のメキシコ系住民の権利を主張するなどしており、トランプ大統領との関係が緊張している。