Bart H. Meijer Olivia Le Poidevin Ingrid Melander

[アムステルダム/ジュネーブ 7日 ロイター] - クルーズ船「MVホンディウス」で発生したハンタウイルスの集団感染を受け、世界各国は7日、感染拡大の防止に向け、ウイルスが検知される前に下船した乗客と、その後に接触した人々の追跡に乗り出した。

今回の集団感染で、オランダ人夫婦とドイツ人男性の3人が死亡した。また、世界保健機関(WHO)は7日、これまでに5人の感染が確認され、疑い例も3例あると発表した。

運航会社によると、4月24日に寄港した南大西洋のセントヘレナ島で下船した乗客全員に連絡が取れたという。少なくとも12カ国からの乗客が含まれており、その中には英国人7人と米国人6人が含まれている。今回の集団感染における最初のハンタウイルス感染確認例は5月上旬に報告された。

WHOは、複数の感染者から検出されたアンデス株について、一般市民へのリスクは低いと改めて強調。感染症問題を担当するマリア・バンケルコフ氏は記者会見で、コロナウイルスとは全く異なると述べた。

一方、米疾病対策センター(CDC)は状況を注視しているとし、現時点では米国民へのリスクは極めて低いと述べた。トランプ米大統領も記者団に、ハンタウイルスに関する説明を受けたと話した。

また、ジョージア州、アリゾナ州、カリフォルニア州などの保健当局がクルーズ船から下船して帰宅した無症状の乗客について監視していると明らかにした。

フランスでは、発症した乗客と接触した仏国籍の1人に症状は出ていないと当局が発表した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。