Noel Randewich
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米国株式市場は、S&P500種株価指数とナスダック総合指数が過去最高値を更新して取引を終えた。中東紛争の解決に向けた兆しが相場を支える中、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の好調な決算が、半導体株などAI(人工知能)関連株の上昇を後押しした。
AMDは約19%急騰し、史上最高値を付けた。データセンター向け半導体の堅調な需要を背景に、市場予想を上回る四半期売上高見通しを示したことを受けた。
同業インテルは4.5%高。フィラデルフィア半導体株指数は4.5%上昇し、年初来上昇率は62%に達した。
イランが米国の新たな提案を検討していると伝わったほか、関係筋によると、米国とイランは戦争終結に向けた1ページの覚書で合意に近づいている。これを受けて世界の株式市場は上昇し、原油価格は急落した。ただ、イランの核開発計画などの難題は後の交渉に先送りされる見通しだ。
グローバルト・インベストメンツのシニアポートフォリオマネジャー、トーマス・マーティン氏は「経済は順調に推移しており、景気後退に近づいているような真の危険信号はない。こうした状況を背景に、株式を保有するしかない」と述べた。
コーニングは、AIデータセンター向け光接続製品の米国生産を拡大するため、エヌビディアと提携すると発表し、株価は急騰した。エヌビディアは5.7%上昇した。
AIデータセンター開発企業ハット8は35%急騰。テキサス州のビーコンポイント・データセンターキャンパスについて、期間15年総額98億ドルのリース契約を締結したことが材料視された。
米取引所の合算出来高は188億株。直近20営業日の平均は176億株。
S&P500の主要11セクターでは9セクターが上昇した。工業が2.6%高と上げを主導、情報技術が2.56%高と続いた。
年初来では、S&P500が約8%、ナスダックが11%それぞれ上昇している。
メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーは7.5%高。四半期決算が市場予想を上回ったほか、ジョシュ・ダマロ最高経営責任者(CEO)の成長戦略が投資家に好感された。
サーバー製造のスーパー・マイクロは24.5%高。第4・四半期(4─6月)の売上高と調整後利益の見通しが市場予想を上回ったことが好感された。
S&P500では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.7対1の比率で上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 49910.59 +612.34 +1.24 49442.19 50011.53 49442.19
前営業日終値 49298.25
ナスダック総合 25838.94 +512.82 +2.03 25495.17 25850.19 25464.44
前営業日終値 25326.13
S&P総合500種 7365.12 +105.90 +1.46 7294.14 7369.22 7294.14
前営業日終値 7259.22
ダウ輸送株20種 20366.32 +346.07 +1.73
ダウ公共株15種 1135.56 -16.63 -1.44
フィラデルフィア半導体 11472.76 +492.18 +4.48
VIX指数 17.39 +0.01 +0.06
S&P一般消費財 1991.50 +26.92 +1.37
S&P素材 654.97 +12.10 +1.88
S&P工業 1497.44 +37.93 +2.60
S&P主要消費財 950.62 +0.81 +0.08
S&P金融 861.79 +4.27 +0.50
S&P不動産 284.16 +3.78 +1.35
S&Pエネルギー 870.27 -36.88 -4.07
S&Pヘルスケア 1694.65 +1.42 +0.08
S&P通信サービス 506.44 +10.17 +2.05
S&P情報技術 6393.24 +159.78 +2.56
S&P公益事業 464.32 -6.81 -1.45
NYSE出来高 16.60億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 62140 + 2720 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 62110 + 2690 大阪比