[ワシントン 6日 ロイター] - 米CNNの創業者テッド・ターナー氏が死去した。87歳だった。CNNが6日、発表した。
死因は明らかにされていない。2018年9月、神経変性疾患であるレビー小体型認知症を患っていることを公表していた。
ターナー氏は父親の看板広告事業を引き継ぎ、1970年にテレビ局を買収。それをてこに、ニュースやスポーツを専門とするネットワークを展開し、米国のメディア・エンターテインメント業界で最も影響力のある人物の一人となった。MGM/UA映画スタジオを傘下に収め、1996年にはターナー・ブロードキャスティング・システム(TBS)をタイム・ワーナーと合併させるなどし、一大メディア帝国を築いた。
その型破りで大胆な振る舞いから、「マウス・オブ・ザ・サウス(南部の大口たたき)」「キャプテン・アウトレイジャス(とんでもない船長)」「テリブル・テッド」など数々のあだ名で呼ばれた。
ターナー氏はまた、世界有数の環境保護活動家、米国最大級の地主の一人、そして国連に10億ドルを寄付した慈善家としても知られた。
米経済誌フォーブスは同氏の資産を28億ドルと推定している。
ターナー氏の訃報を受け、トランプ米大統領は自身のソーシャルメディアに「放送史に残る偉人の一人であり、私の友人だった。私が彼を必要とした時はいつでも、彼はそこにいて、常に正義のために戦うことをいとわなかった!」と投稿した。
CNNの会長・最高経営責任者(CEO)を務めたジャーナリスト・歴史家のウォルター・アイザックソン氏は、ターナー氏を「これまで見てきた中で最も恐れを知らないジャーナリストだ」と評した。