Sfundo Parakozov Nellie Peyton

[6日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は、ハンタウイルスの感染が確認され、アフリカの島国カボベルデ沖に数日間停泊しているクルーズ船から重症の2人を含む3人が5日に搬送された明らかにした。

WHOのテドロ事務局長はXへの投稿で、「ハンタウイルス感染が疑われる3人が船から搬送され、オランダで医療を受けるために移動中だ」と述べた。

「WHOは引き続き運航会社と連携し、乗客と乗員の健康状態を綿密に監視する。各国と協力し、必要に応じて適切な医療フォローアップと搬送を支援する」とした。

運航会社オーシャンワイド・エクスペディションズによると、搬送された3人のうち2人は急性の症状を呈していた。残る1人は、2日に船内で死亡したドイツ人乗客と濃厚接触していた人物。

スイス政府は、クルーズ船の乗客でスイスに帰国した男性がハンタウイルスに感染し、チューリヒで治療を受けていると発表した。

WHOによると、スイスの症例を加え、クルーズ船のハンタウイルス症例は、確認された3人を含め8人となった。WHOは各国の接触者追跡を支援し、「感染の可能性のある人々が監視され、さらなる感染拡大が抑える」よう取り組んでいると説明した。

南アフリカは、ヒトからヒトへ感染する事例が過去にあったハンタウイルスのアンデス株を検出したと発表した。

約150人が乗船しているクルーズ船「MVホンディウス」は、スペイン領カナリア諸島に向かう予定。もともとカーボベルデを最終目的地としていたが、感染騒ぎを受け寄港許可が下りなかった。

スペイン保健省は4日夜、WHOと欧州連合(EU)からの受け入れ要請を受け、国際法と人道的原則にのっとって合意したと発表した。しかし、カナリア諸島のクラビホ自治州首相は受け入れに反対の意を表明し、サンチェス首相に緊急会談を要請した。最終的な決定権は中央政府にある。

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