[ベルリン 4日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめたドイツの4月のHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.4と、3月の52.2から低下した。好不況の分かれ目となる50は上回ったが、中東紛争を受けた物価上昇や供給不安で先行き見通しは悪化した。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済アソシエイトディレクター、フィル・スミス氏は、値上がりや原材料調達難を見越した発注の前倒しが押し上げ要因となっていること、業況見通しの悪化を踏まえると、製造業の景況拡大は長続きしないとの見方を示した。

生産は4カ月連続で上昇したものの、ペースは3カ月ぶりの水準に鈍化した。新規受注も4カ月連続で増加したが伸びは鈍化した。輸出向け販売は3カ月連続で増加した。

景況感は大幅に悪化した。調査企業の約29%が向こう1年間で生産が減少すると予想し、増加を見込む25%を上回った。この結果、センチメントは2024年10月以来初めてマイナスとなった。

価格上昇圧力が強まり、投入コストは22年9月以来の大幅な上昇。出荷価格も39カ月ぶりの上昇率となった。納入遅延は22年6月以来最悪となり、約28%が納期の長期化を報告した。

雇用は引き続き削減されたが、削減ペースは3月よりやや緩やかだった。

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