Michael S. Derby
[3日 ロイター] - 米首都ワシントンのピロ連邦検事は3日、連邦準備理事会(FRB)本部改修工事の費用超過を巡る内部監察部門による調査で不正が認められなければ、この件は終結するとの認識を示した。
ピロ氏は1月にパウエル氏に対する刑事捜査を開始したが、首都ワシントンの連邦地裁が捜査に関連して発付された司法省の召喚状を差し止めたことを受け、先月になって捜査を打ち切った。
ピロ氏は3日にCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」に出演し、改修工事に関するFRB監察総監室の調査について「何か見つかれば結構だが、何もなければ私は引き下がる」と述べた。
刑事捜査を打ち切った際、ピロ氏はFRBの内部監視機関である監察総監室に対し、改修工事に伴う費用超過について調査するよう要請したと明らかにした。監察総監は、パウエル議長の要請を受け、昨年から調査を進めているという。
ピロ氏は「何が起きたかを解明する唯一の方法は、監察総監を通じてだ」と述べた。
ただ、ピロ氏は引き続きこの問題で訴訟を続けるとし、捜査に関する先例を守るため、地裁判事の「命令を取り消すよう申し立てる」と述べた。