[台北 4日 ロイター] - 米国務省は、台湾の頼清徳総統によるアフリカ南部エスワティニ訪問に関連し、台湾は米国の「信頼できる有能な」パートナーであり、エスワティニを含む台湾の国際的な関係は大きな利益をもたらしているという見解を示した。

頼氏は2日にエスワティニに到着した。台湾当局は、中国からの圧力によりインド洋沿岸の3カ国が上空の通過許可を拒否したことで、先月予定されていた訪問が中止されたと非難していた。

国務省の報道官は「台湾は米国や他の多くの国々にとって信頼できる有能なパートナーであり、世界各国との関係は、エスワティニを含む国々の国民に多大な利益をもたらしている」と述べた。

同報道官はさらに、民主的に選出された台湾の歴代総統はいずれも外交関係を持つ国を訪問する外遊を行ってきたとし、頼氏の前任者である蔡英文氏も2023年と18年にエスワティニを訪問していると指摘。

「今回の訪問は通常のものであり、政治問題化されるべきではない」と語った。

人口約130万人のエスワティニは、台湾と正式な外交関係を結んでいるわずか12カ国のうちの1つで、中国と深い経済関係を持つアフリカ大陸では唯一の国だ。

中国は、頼氏がエスワティニ政府の航空機を利用して行った今回の訪問を非難した。

中国の王毅外相は先月30日、今月下旬に北京で開催される米中首脳会談を前に、ルビオ米国務長官と電話会談を行い、台湾を巡る問題が米中関係の「最大のリスク要因」になっていると警告した。

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