Howard Schneider
[ワシントン 2日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は2日、最近のインフレ統計は米連邦準備理事会(FRB)にとって「悪いニュース」だとし、インフレが収束し始めるまでFRBは利下げに慎重になる必要があると述べた。
3月の個人消費支出(PCE)価格指数が前年比3.5%上昇したことについて「インフレ率が2%の目標に戻るという確証を得なければならない」とFOXニュースの番組で述べた。
関税の影響や、イラン紛争に伴う原油価格高騰の影響をさほど受けていないサービス業でさえ、インフレが加速していると指摘し、現在のインフレの構成は「好ましくない」と述べた。
グールズビー氏は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たないが、昨年12月の会合では、インフレリスクが高まっているとして利下げに反対票を投じていた。
FRBは4月28─29日の会合で政策金利を3.50─3.75%に据え置いた。ただ、決定は賛成8、反対4と、1992年10月6日以来、最も大きく意見が割れた。反対票のうち3票は、金利据え置き自体は支持したものの、FRBの次の措置が利下げになる可能性が高いと示唆する文言に反対した。
グールズビー氏は賛否が分かれたことについて、フォワードガイダンスを提供する潜在的な複雑さを示したと指摘した。