Steve Holland Daphne Psaledakis
[ワシントン 1日 ロイター] - トランプ米大統領は1日、対キューバ制裁を拡大する大統領令に署名した。ホワイトハウス高官2人がロイターに明らかにした。1月にベネズエラのマドゥロ政権を転覆させた後、キューバへの圧力をさらに強める狙いがあるとみられる。
高官らによると、今回の新たな制裁措置は、キューバ政府の治安機関を支援する個人、団体、関連組織のほか、汚職や重大な人権侵害に関与する者、政府の代理人や当局者、支持者を対象としている。同大統領令に基づき、どのような個人・団体が制裁対象となるかは直ちには明らかになっていない。
大統領令はまた、制裁対象者との取引を行ったり仲介したりする者に対する二次的な制裁を認めていると高官らは語った。
キューバのロドリゲス外相は、米国の「一方的な威圧的措置」は国連憲章に違反し、「キューバ国民に対する集団的懲罰」を科すことを目的としていると指摘した。「米国にはキューバや第三国、あるいは事業体に対して措置を科す権利は全くない」とし「われわれが脅されることはない」とSNS(交流サイト)に投稿したした。
トランプ政権下で、米軍はベネズエラ沖の船舶に対する攻撃を実施し、マドゥロ大統領の身柄を拘束したほか、2月末からはイスラエルとともに対イラン戦争を続けている。トランプ氏は3月、ベネズエラやイランでの「戦果」を誇示した上で、「次はキューバだ」と発言したものの、キューバに対する具体的な措置には言及しなかった。