Michael S. Derby
[1日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のローガン総裁は1日、経済見通しを巡る不確実性とインフレへの警戒感が続いていることから、米連邦準備理事会(FRB)は次の政策判断が利下げになるとのシグナルを発するべきではないとの認識を示した。
米連邦準備理事会(FRB)は4月28─29日に開いたFOMCで金利据え置きを決定。決定は8対4で、ローガン総裁はクリーブランド地区連銀のハマック総裁、ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁とともに金利据え置き自体には賛成したものの、現時点で声明に緩和バイアスを盛り込むことは支持できないとして、政策決定に反対した。
ローガン総裁は反対票を投じた理由を説明する声明で「FOMCがフォワードガイダンスを示す際は、政策見通しを正確に反映していることが重要になる。金融政策を巡るリスクが上下両方向にある中、現時点で利下げバイアスを示唆するガイダンスを示すべきではないと判断した」とした。
その上で「経済見通しは極めて不透明になっている」とし、インフレ率をFRBが目標とする2%に戻すことへの懸念は払しょくされていないと指摘。「見通しを踏まえると、FRBの次の金利変更が利上げになる可能性も、利下げになる可能性も十分にあり得る」とした。
今回のFOMC声明では「目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある」との文言が維持され、これに対しローガン氏ら3人が異議を唱えた。