[ワシントン 1日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が1日発表した4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.7と前月から横ばいとなった。PMIは約4年ぶりの高水準にあり、好不況の分かれ目である50を4カ月連続で上回った。ただ、ホルムズ海峡封鎖に伴う輸送混乱でサプライヤーの納入遅延が長期化したほか、投入価格指数は4年ぶりの高水準となった。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は53.0だった。

サプライヤー納入指数は60.6と前月の58.9から上昇。同指数は50を上回ると納入の遅延を示す。

サプライチェーンの混乱を受け、仕入れコストが上昇し、投入価格指数は84.6と、前月の78.3から大幅上昇し、2022年4月以来の高水準となった。この上昇は、年内のインフレ加速に対するエコノミストの見方を裏付ける形となった。

先行指標である新規受注指数は54.1と、前月の53.5から上昇。PMIは新規受注の増加に支えられており、これはイラン戦争に起因する供給不足や価格上昇を回避するため企業が発注を急いだことが背景にあるとみられる。

先行的な購入が受注を押し上げている可能性がある中、受注残の伸びはさらに鈍化し、輸出の低迷も続いた。その結果、製造業の雇用は15カ月連続で減少しており、25年1月以降の減少幅は約8万5000人に達した。

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