Kentaro Sugiyama
[東京 1日 ロイター] -
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 157.27/157.29 1.1722/1.1723 184.40/184.41
午前9時現在 156.99/157.00 1.1726/1.1732 184.15/184.16
NY午後5時 156.59/156.61 1.1730/1.1734 183.71/183.79
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤に比べ、ドル高/円安の157円前半となっている。午前は、前日の為替介入による相場下落を受けて実需のドル買いが集まったが、買いが一巡した後は小動きとなった。
朝方のドルは156円半ばから後半で推移していたが、仲値公示に向けて実需筋の買いが入り、157円前半に上昇した。その後は追加介入に対する警戒感もあり、上値追いに慎重な地合いとなった。
国際通貨基金(IMF)が自由変動相場制の国とみなす為替介入の目安は「半年間に3回以内」、「各回の介入は3営業日以内」と目されている。日本の当局も目線にしていると市場ではみられており「初回の介入から3営業日は特に警戒が高まりやすい」(ニッセイ基礎研究所の上野剛志主席エコノミスト)との見方がある。
2024年の大型連休では、4月29日の介入後、フィボナッチリトレースメント61.8%戻し水準で追加介入が行われた。今回の61.8%戻しは158.70円台となっており、この水準を目指してドル/円が上昇した場合、「再び介入警戒感が高まる」(三菱UFJ信託銀行の酒井基成・資金為替部マーケット営業課長)との見方が出ている。
市場からは「再び160円方向を試す可能性があるという参加者の見方は大きく変わっていない」(邦銀)との声が聞かれる。足元の値動きについても「一度の介入だけでトレンドが転換したと判断するのは難しい」(同)として、当局の対応を引き続き注視する姿勢が目立つ。
三村淳財務官は1日朝、前日に政府・日銀が為替介入を実施したとの観測について「コメントするつもりはない」と述べた。一方で、外為市場で投機的な動きが続いているとの見方に変わりはないとし、「大型連休はまだまだ序盤だと認識していただくよう申し上げておく」と語った。
日本が大型連休中は円を巡る市場取引が薄くなる。流動性が低下すれば、わずかな需給の偏りで相場が振れやすくなる。
T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジストは「為替介入を行ったものの、日本の貿易収支が改善されるわけでもなく、実質金利が低いことが変わるわけでもない。構造的には円安圧力が続く可能性がある」と指摘。来週のドル/円は156円─161.30円のレンジで推移すると見込む。