[ワシントン 30日 ロイター] - 米財務省は30日、中学生を対象とした金融リテラシー啓発イベントを開催した。サッカーワールドカップ(W杯)やマーベルコミックのヒーロー、さらにはアレクサンダー・ハミルトン初代米財務長官をモデルにした対話型人工知能(AI)ボットを登場させ、若者の基礎的な金融知識の向上を図った。
ベセント財務長官は、首都ワシントン近郊の学校から集まった50人余りの生徒に対し、18歳未満を対象にした新しい税制優遇投資口座「トランプ口座」への登録を呼びかけた。この口座は2025年から28年生まれの対象者の口座に1000ドルを拠出する仕組みとなっている。また、資金管理の教育ツールを提供する同省ウェブサイトの改良についても紹介した。
ベセント氏は「米国が今年建国250周年を迎えるにあたり、今日の世界において金融リテラシーをこの偉大な国の基盤に定着させることはこれまで以上に重要だ。金融リテラシーは読み書きと同じように不可欠だ」と強調した。
企業スポンサーのクレジットカード大手ビザは、マーベルの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や「アベンジャーズ」が登場して賢い貯蓄術で危機を解決するストーリーを描いた漫画を制作した。
また、資産運用大手フィデリティが開発したハミルトン氏のAIボットは、リクエストに応じて半導体大手エヌビディアの株価チャートを表示したり、主要指数の動きを要約したりしたが、30日のドルに対する円相場急騰の理由を問われて回答に戸惑う場面も見られた。