Nell Mackenzie

[ロンドン 30日 ロイター] - 米著名投資家のビル・アックマン氏は30日、前日に新規上場したクローズドエンド型ファンド「パーシング・スクエアUSA」の株価が新規株式公⁠開(IPO)価格を約18%下回ったことを個人投資家のせいにし、株価は回復するとの見通しを示した。

ニューヨーク証券取引所に同ファンドと自身の運用会社を上場させた翌日、海外記者との電話会見で「個人投資家はIPOへの投資方法を知らない」と非難。個人投資家がIPOに過剰な申し込みを行い、希望通りの株式を確保したものの、購入資金が不足していたため、やむを得ず売却せざるを得なかったと述べた。

自身のファンドが過去数年間、株式市場全体を下回るパフォーマンスだったにもかかわらず、アックマン氏は今回の米株式市場への上場について、通常は超富裕層に限られている投資に個人投資家がアクセスできる機会としてアピールしていた。

同氏によると、過去8年間で自身のクローズドエンド型ファンドは年平均25%のリターンを記録し、他のファンドのパフォーマンスを上回ったという。

新ファンドのパーシング・スクエアUSAのIPO価格は50ドルだったが、29日に株価は40.90ドルまで下落。30日には6%以上上昇して43.54ドルで取引されたが、依然としてIPO価格を下回っている。

アックマン氏は「昨日はテクニカルな理由で、多くの人々がその株を投げ売りした」と指摘。資金の80%以上を機関投資家が占めていたとも述べており、29日の急落を個人投資家のせいにするのは妥当かという疑問の声も一部で挙がっている。

IPO時にパーシング・スクエアUSAの株式を5株購入した投資家には、同氏の運用会社パーシング・スクエアの株式1株が贈呈された。同社の株価は29日の取引開始価格24ドルから20%上昇し、29.18ドルとなった。

IPOで調達した50億ドルにより、アックマン氏の総資産は25%増加した。

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