Siddharth Cavale
[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国時間の原油先物は3%近く上昇して取引を終えた。ホルムズ海峡封鎖による供給懸念が、アラブ首長国連邦(UAE)の石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国を加えたOPECプラスからの脱退に対する警戒感を上回った。
清算値は、北海ブレント先物が3.03ドル(2.8%)高の111.26ドルで、7営業日続伸となった。米WTI先物は3.56ドル(3.7%)高の1バレル=99.93ドル。取引序盤に4月13日以来となる100ドルを上回る場面もあった。
UAEは28日、OPECおよび「OPECプラス」から5月1日に脱退すると発表。これを受け、原油先物価格は上げ幅を一部縮小する場面もあった。UAEの離脱は、内部では意見が分かれながらも結束姿勢を示してきたOPECに混乱が生じ、組織を弱体化させる可能性がある。
アゲイン・キャピタルのパートナー、ジョン・キルダフ氏は「通常であれば、これは原油市場にとって極めて弱気な材料となり、大幅な売りを招いたはずだ」と指摘。UAEが日量100万─150万バレルを早期に増産する可能性があるとしつつ、「ホルムズ海峡が事実上封鎖されている中で、その供給は行き場がない」とし、原油価格は緩やかな上昇基調を続ける可能性が高いとの見方を示した。