Mark Trevelyan

[モスクワ 28日 ロイター] - ウクライナ軍は28日、ロシア南部クラスノダール地方の黒海沿岸都市トゥアプセにある製油所を攻撃した。トゥアプセが攻撃を受けるのは過去約2週間で3回目。関係当局によると、ウクライナ軍によるドローン(無人機)攻撃で大規模な火災が発生した。

ウクライナ軍は、トゥアプセの製油所に対する攻撃は、ロシアの石油産業を混乱させ、ウクライナ侵攻を支える収入源を断つことを目的とした攻撃強化の一環としている。

ロシアのプーチン大統領は、クレンコフ非常事態相を現地に派遣。テレビ放映された発言で、ウクライナがロシアの民間インフラに対する攻撃を強めていると非難し、「トゥアプセのエネルギー施設への攻撃では、深刻な環境被害が引き起こされる可能性がある」と述べた。

ロシア大統領府は、ウクライナは輸出向けの石油施設を標的にすることで世界的な石油不足を悪化させていると非難。これに対し、ウクライナ外務省はコメントしていない。

トゥアプセには今月16日と20日にも攻撃があり、黒海沿岸の周辺地域や海辺のリゾートに黒い雨が降ったほか、油のような残留物が確認されている。業界関係者によると、一連の攻撃で少なくとも3人が死亡したほか、海上に原油も流出。製油所は16日から操業を停止しているが、周辺住民に対し避難指示が出されている。

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