Khanh Vu Kyu-seok Shim
[ハノイ/ソウル 22日 ロイター] - ベトナムの最高指導者トー・ラム共産党書記長兼国家主席と韓国の李在明大統領が22日、ハノイで会談し、原子力エネルギーと先端技術分野での協力を強化することで合意した。両国は貿易の世界的混乱の中、サプライチェーン(供給網)強化を目指す。
両首脳にとっては昨年8月以来2回目となる会談。両国はエネルギー、技術、安全保障協力を含む12件の文書に署名し、原発開発と資金調達に関する協力の可能性を検討することでも合意した。
ベトナムは2035年までに発電能力2─3.2ギガワットの原発建設を計画しているが、工期の短さから日本が撤退したことを受け新たなパートナーを探している。
韓国はベトナムへの最大の投資国で、複数の多国籍企業が大規模な製造拠点を展開している。
ラム氏は会談後、「韓国の生産、供給、流通網へのベトナム企業の参入を支援し、自立的で自主的な経済の発展に寄与する」ことで合意したと述べた。
李氏は「エネルギー安全保障の強化と供給網安定化に向けて、より緊密に協力することで一致した」と語った。
ベトナムはスマートフォンなどの電子製品の主要輸出国。その大半が米国向けだが、中国製電子部品への依存低減を米政府から迫られている。また、より高度な技術分野へのシフトに意欲を示している。