(英文の訂正により、本文7段落目の「西部ワシントン州レントン工場で737の生産数を現在の毎月42機から年末までに月47機に増やす」で「年末までに」を「今年夏」に訂正します)

Dan Catchpole Shivansh Tiwary

[シアトル 22日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングのケリー・オルトバーグ最高経営責任者(CEO)は22日のロイターのインタビューで、待望久しい中国からの大型受注実現のためにトランプ政権の後押しに強く期待する姿勢を示した。

トランプ大統領は以前、中国との貿易紛争が続く中で、エンジンのスペアを含めた重要部品の中国向け供給を止めると脅したことがある。

こうした経緯を踏まえてオルトバーグ氏は「政権の支援がなければ、中国から近いうちに大型受注を得られるとは思わない。大型受注は政権の取り組みと結び付いている」と強調した。

ボーイングと中国は長らく大規模な取引に向けた協議を進めており、複数の業界筋の情報では取引規模は小型機737MAX500機に数十機のワイドボディー機が加わる可能性がある。

オルトバーグ氏は、同社としては重要部品アクセスに関する懸念事項への対策で合意に達したと説明している。

トランプ氏は5月に中国の習近平国家主席と会談する予定だ。

ボーイングは、西部ワシントン州レントン工場で今年夏(訂正)、737の生産数を現在の毎月42機から月47機に増やす。また夏に同州エバレット工場に新たな生産ラインを設ける方針で、オルトバーグ氏は米連邦航空局(FAA)からの新ラインの認証取得に注力していると述べた。

オルトバーグ氏によると、新ラインは来年早々以降、エバレット工場を月産52機態勢にする同社の計画に貢献する。

宇宙分野についてオルトバーグ氏は、スペースXやブルーオリジンとの競争が激化しているものの、ボーイングは商業打ち上げ市場へコミットを維持すると表明。米国主導の月探査「アルテミス計画」の後続ミッション、次期の超大型ロケットのスペース・ローンチ・システム(SLS)の投入、有人宇宙船「スターライナー」の2回の飛行が、「当社の宇宙事業建て直しのための重要な短期的マイルストーン」になると語った。

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