Jonathan Saul Nidhi Verma Renee Maltezou

[ロンドン/ニューデリー 22日 ロイター] - 米軍がアジア海域を航行するイラン船籍のタンカー少なくとも3隻を阻止し、インド、マレーシア、スリランカの沖合から移動させていることが22日、海運・安全保障関係者の話で分かった。

米国はイランの海上貿易に対して封鎖措置を実施しており、イランはホルムズ海峡を航行する船舶に対し発砲するなどして通過を阻止している。

米軍はここ数日でイランの貨物船1隻と石油タンカー1隻を拿捕(だほ)したが、22日にロイターの取材に応じた米・インドの海運関係者2人と西側の海上保安関係者2人によると、さらに少なくとも3隻のイラン船籍石油タンカーの航路を変更させたという。

米軍はコメント要請に直ちには回答しなかった。

関係者と船舶追跡プラットフォーム「マリントラフィック」のデータによると、阻止された3隻のうち1隻はイラン船籍の超大型タンカー「ディープ・シー」で、原油を部分積載していた。公開されている追跡トランスポンダーで最後に確認されたのは約1週間前でマレーシア沖だった。

最大積載量100万バレルの小型イラン船籍タンカー「セビン」も阻止された。同タンカーは積載量の65%を積載しており、船舶追跡データによると、1カ月前にマレーシア沖で最後に確認されていた。

もう1隻は超大型タンカー「ドレナ」で、原油200万バレルを満載しており、3日前にインド南部の沖合で最後に確認されていた。

米中央軍は22日、Xへの投稿で、ドレナが封鎖を突破しようとしたため、インド洋で米海軍の駆逐艦による護衛下にあると明らかにした。

中央軍によると、米軍はイランの港湾への出入港を行う船舶に対する封鎖を開始して以降、29隻の船舶に進路変更や港への帰還を指示したという。

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