David Brunnstrom Emma Farge Olivia Le Poidevin

[21日 ロイター] - チリのバチェレ元大統領(74)は21日、次期国連事務総長選立候補に当たり、女性の権利擁護を改めて強調した。米政府からは、中絶支持を理由に同氏の立候補に拒否権を行使するよう求める声が上がっている。選出には合わせて4人が立候補している。

バチェレ氏は記者団に、「極端な中絶政策を優先している」と同氏を非難する20人以上の米共和党議員が米国の拒否権行使を求める書簡を受け取ったと述べた。

その上で「私は常に女性の側に立つ」と述べ、事務総長としての自身の役割は女性の権利に関する国連の政策課題が確実に実行されるようにすることだと言明。ニューヨークの国連本部で行われた3時間にわたる公聴会後、「女性の権利向上に向け前進を続けなければならない」と述べた。

ウォルツ米国連大使は今月、バチェレ氏の適性に懸念を表明し、立候補に批判的な姿勢を示唆した。

国連事務総長の任期は5年で、さらに5年間の延長が可能。同氏のほかには、アルゼンチン出身のグロッシ国際原子力機関(IAEA)事務局長、コスタリカ出身のグリンスパン国連貿易開発会議(UNCTAD)事務局長、セネガルのサル前大統領が立候補を表明。今後数カ月中に他の候補者も加わる可能性がある。

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