Philip Blenkinsop
[ブリュッセル 21日 ロイター] - 独国際輸送物流会社DHLグループのトビアス・マイヤー最高経営責任者(CEO)は21日、同社が欧州ではジェット燃料を6月まで確保できるものの、アジアについては不確実性が高いと明らかにした。
国際エネルギー機関(IEA)は先週、欧州が中東からのジェット燃料輸入に大きく依存しており、6月までに供給不足が始まる可能性があると警告していた。
欧州委員会は22日に緊急対策を発表する予定。
マイヤー氏はブリュッセルで記者団に、「現時点では取引先の供給業者から供給不足やその兆候は確認されていないが、特にアジアでは見通しが非常に不透明だ」と指摘。中国は相当量の戦略備蓄を保有しているが、他のアジア諸国の備蓄はそこまで多くないと述べた。
具体的には、欧州の空港については石油メジャーから5─6月までの供給確約を得ているとし、「この先どうなるかは予測しにくいが、問題は欧州よりアジアで深刻なようだ。欧州については、2─4週間程度は安心できるだろう」と述べた。
DHLグループは約300機の航空機を運航する。