Lawrence White

[ロンドン 16日 ロイター] - 欧州銀行監督機構(EBA)が16日に発表した報告で、欧州では年収100万ユーロ(120万ドル)以上の銀行員が増加しているものの、その割合は男性がなお圧倒的に多いことが分かった。

報告によると、2024年の年収が100万ユーロ以上となった銀行員の約10人に9人が男性だった。投資会社ではこの不均衡がさらに顕著で、高収入者の97%が男性だった。

調査結果は、金融部門全体における男女格差解消が進んでいないことを浮き彫りにしている。EBAは以前から経営幹部レベルにおける格差解消の進展はなお限定的と警告していたが、それを裏付けた。

銀行と投資会社の高収入者は、金利上昇による収益性向上、変動の激しい市場における活発な取引、M&A(合併・買収)の回復に支えられ、9%増の2554人となったが、根深い男女格差の解消にはほとんど効果がなかった。

銀行などの金融機関では年収10万ドル以上の従業員の89%強が男性で、前年とほぼ変わらず。投資会社では高所得者が大幅に増加したものの、男女格差は一段と拡大した。

EBAは、上級・高給職を中心に、男女平等の実現は規制当局と企業など金融システム全体にとって引き続き優先事項であるとの見解を示した。

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