Andrea Shalal
[ワシントン 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のコス委員(EU拡大担当)は16日、ウクライナ議会が先週、必要な改革を完了したのを受けてEUが同国に25億―27億ユーロの支援を実施すると表明した。対ウクライナ融資に反対していたハンガリーのオルバン首相が政権を去ったことで、支援金とは別に融資900億ユーロの実行も確実になったとした。
米首都ワシントンで開催中の国際通貨基金(IMF)・世界銀行春季会合のパネル討論に、ウクライナのマルチェンコ財務相と共に出席して表明した。
コス氏は討論会後、ロイターに対し、EUが提示した173項目の改革についてウクライナが計画を示したとし、実行すれば資金支援を実施すると説明。900億ユーロの融資については、EUトップがハンガリーのマジャル次期首相と話をしており、「非常に迅速に」実行できるとの見通しを示した。
マルチェンコ氏は討論会で、EUの融資が実行されればウクライナは2026年の財政赤字520億ドルを賄えると述べた上で、27年に予想される財政赤字の穴埋めについては依然として協議中だとした。
またIMFのウクライナ使節団長、ギャビン・グレイ氏は同じ討論会で、ウクライナ政府が紙幣の増刷やインフレ放置といった戦時経済特有の危険を避け、マクロ経済の安定に重点を置いていることを称賛した。