Andrius Sytas
[ビリニュス 17日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるエストニアのハンノ・ペフクル国防相はロシアから攻撃を受けた場合、米国が防衛を支援することに疑いはないという見解を示した。一方で、欧州は単独でロシアに対抗できる態勢にはないと警告した。16日にロイターに語った。
エストニアの情報機関は2月、隣国ロシアがウクライナ紛争終結後の将来の戦争に備えて既に弾薬を備蓄していると分析した。
トランプ米大統領は今月、イラン戦争を巡り、欧州の加盟国がホルムズ海峡の安全確保に協力しなかったことを受け、NATOから脱退すると警告した。
しかし、ペフクル氏はロシアが攻撃してくれば、米国が防衛に駆けつけることを疑っていないと述べた。「私は米国を信頼しているし、全ての同盟国を信頼している」と語った。
欧州が米国を必要としているのと同様に、米国も軍事的に欧州を必要としているとし、「NATOが崩壊するとは思わない」と述べた。
NATOの現在の緊張を長い結婚生活にたとえ、「50年間ずっと順風満帆ということはない。意見の相違や問題が生じ、それを乗り越えていく必要がある」と述べた。
同氏はまた、トランプ氏が要求する国内総生産(GDP)比5%以上への防衛費増額について、昨年のNATO首脳会合での合意にもかかわらず、ほとんどの加盟国が達成できていないと指摘。全ての国が防衛にさらに投資する必要があると訴えた。
エストニアは今年、GDPの5.1%を支出する予定で、NATO加盟国の中でも高い水準にある。
ペフクル氏はまた、NATOがイラン紛争終結の支援に注力すべきだと主張し、それによって米国がウクライナへの関与を再び強化できると論じた。